自転車ヘルメット着用を 競輪下条選手、小杉高(富山県射水市)で呼びかけ

高校生に自転車用ヘルメット着用を呼びかけた下条選手(右)

 ガールズケイリンで活躍する富山県射水市出身の下条未悠選手が3日、同市三ケ(小杉)の小杉高校で自転車ヘルメット着用の大切さを伝えた。4月から着用が努力義務になるため、交通安全教室で周知に一役買った。

 教室は射水署が開き、1、2年生約310人が参加。下条選手は、競輪の自転車で時速60キロを出せるとし「氷見高校時代は練習で公道を1日200キロ走る日もあった」と紹介。安全のため、ずっとヘルメットを着けてきたと話した。

 同署の長谷部秀朗交通課長は「事故が起き、頭を守っていないと重傷になる」と説明。DVDで「ながら運転」や2人乗りの禁止、夜間のライト点灯、2段階右折の必要性を紹介した。

 1、2年生の約4割は自転車通学。生徒2人がステージで、下条選手にヘルメットを着けてもらった。

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