集落1割超 消滅恐れ 前回18年から4倍 県調査

 県は3日、県内の中山間地域にある全1861集落のうち、市町村が将来の消滅可能性を懸念している集落が昨年4月時点で1割超の234集落に上り、2018年の前回調査時(62集落)から4倍近くに増えたことを明らかにした。このうち7集落は10年以内に消滅する恐れがあるとしている。65歳以上の高齢者が住民の半数以上を占める「限界集落」の割合も昨年4月時点で46%に上り、前回から10ポイント増加。深刻な人口減や高齢化が加速し、集落の維持・存続が難しくなっている実態が浮かんだ。

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