県内各校で笑顔咲く…15歳、新生活に夢膨らむ 埼玉県公立高入試、合格発表 追試験は6日実施

自分の受験番号を見つけて喜ぶ合格者=3日午前10時ごろ、埼玉県さいたま市大宮区

 埼玉県公立高校の全日制137校と定時制24校が3日、2023年度の合格者を発表した。計4万694人の受験者数に対し、3万5673人が合格。午前9時からウェブ上で合格者を発表し、各学校では同10時から掲示した。

 県教育局高校教育指導課によると、全日制は3万9606人が受験し、3万4597人が合格。定時制は1088人が受験し、1076人が合格した。入試の点数は本人に限り、15~22日(土日祝日除く)に受験した学校で確認することができる。

 さいたま市大宮区の大宮高校では、掲示前からウェブ発表を見た合格者が手続きのために続々と来校した。さいたま市立第二東中の長谷川創大さん(15)はウェブを見ずに待機し、掲示板で自分の受験番号を確認。「自信はあったが不安もあった。(入学したら)弓道部に入って新しいことに挑戦したい」と期待を膨らませた。理数科に合格した川口市立鳩ケ谷中の小林美沙樹さん(15)は、「大学に向けて仲間と頑張って、将来は航空系の仕事に就きたい」と笑顔だった。

 追試験は90人が受験願を提出し、6日に実施される。合格者が募集定員に満たずに欠員補充を行う高校は、8日午後2時に県ホームページに掲載する。17日以降に学力検査などを実施し、内容や日程は各学校が定める。

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