フィリーズ・ペインターが右肘の違和感で検査 全体6位の超有望株

日本時間3月4日、フィリーズのロブ・トムソン監督は一昨日のオープン戦に先発した19歳の有望株アンドリュー・ペインターが右肘の違和感を訴え、検査を受けたことを明らかにした。「まだ何も結果が出ていない。いくつか検査を受けさせているので、明日にはより詳細な情報が得られると思う」とトムソン監督。ペインターは昨季マイナーで好成績を残し、「MLBパイプライン」によるプロスペクト・ランキングでは全体6位にランクインするなど高い評価を受けており、19歳ながら先発5番手候補にも挙げられている。

ペインターは日本時間3月2日のツインズ戦に先発して2回3安打1失点。カルロス・コレアに対して99マイルの速球を投じるなど印象的なピッチングを披露し、コレアは「あの子はスターになると思うよ」とペインターのことを絶賛していた。ペインター自身も「かなりいい感じだった。自分が投げたカッターには満足している。今日は速球が多めだったね」と手応えを口にしていたが、その登板のあと、右肘に違和感が生じたようだ。

来月20歳の誕生日を迎えるペインターは、2021年ドラフト1巡目(全体13位)指名を受けてフィリーズに入団。プロ2年目の昨季はマイナーA級、A+級、AA級の3階級合計で22試合に先発して103回2/3を投げ、6勝2敗、防御率1.56、155奪三振という素晴らしい成績を残し、球団のマイナー最優秀投手に選ばれた。投球イニング数を大幅に上回る三振を奪った一方で、四球は25個しか与えておらず、ピッチングの完成度は非常に高い。

まだAA級で5試合の登板経験しかないペインターだが、スプリング・トレーニングではアーロン・ノラ、ザック・ウィーラー、レンジャー・スアレス、タイワン・ウォーカーに次ぐ先発5番手争いに加わっていた。ペインターのほかには、ベイリー・フォルター、クリストファー・サンチェス、マイケル・プラスマイヤー、グリフ・マクガリーらも候補に挙げられている。

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