6月24、25日に栃木県日光市で開かれる「先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当大臣会合」に先駆け、内閣府と「県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合推進協議会」は3日、G7各国の駐日大使館職員らを招き、同市内をまわるバスツアーを行った。
会合開催前に同市や本県の魅力を体感してもらうことが狙いで、大使館職員ら11人と、通訳などの関係者らが参加した。
午前中に中禅寺湖などの奥日光地域を巡り、午後は山内の世界遺産・日光東照宮などを視察。東照宮ではガイドの案内で「三猿」や「鳴龍(なきりゅう)」などを見学したほか、その後訪れた芹沼のイチゴ狩り体験施設「日光ストロベリーパーク」では「とちおとめ」や「とちあいか」を味見した。参加者らは歴史的建造物を興味深そうに眺め、写真を撮ったり、イチゴの甘さや寒い時季に収穫されることに驚いたりしていた。
在日イタリア大使館のジュゼッペ・ディムッロ一等書記官(31)は「日光の風景や歴史、芸術に感動した。とても良い経験ができた」と満足そうに話した。
県担当者の平野尚也(ひらのなおや)さん(52)は「引き続き開催に向けて万全の準備をし、栃木の魅力も伝えていきたい」と意気込んだ。