前年までメジャー在籍の実力見せたジム・マーシャル!中日ファンの救世主として人気に【プロ野球助っ人外国人列伝】

助っ人外国人列伝/アメリカ1960年代編

アメリカ国籍のレジェンドを大特集!今回は1960年代に活躍した懐かしの助っ人たちを紹介する。

前年までメジャー在籍の大物助っ人が待望の来日!ジム・マーシャル

ジム・マーシャル NPB通算3年:(1963~1965) 408試合 打率.268 78本塁打 252打点

メジャー級の打撃を日本のファンに披露!引退後は指導者としても実績を残したジム・マーシャル

今でこそ現役メジャーリーガーが入団するのは当たり前になったが、1960年代に前年までメジャーに在籍していた選手が入団したのはジム・マーシャルが初めてだった。メジャーでは下位打線だったジム・マーシャルだが、中日ドラゴンズでは江藤慎一との「ME砲」でクリーンアップを任されると、期待に応えて長打を連発。

ジム・マーシャルは1年目から28本塁打、92打点を記録し、セーフティーバントなどの小技や堅実な一塁守備を披露し、現役メジャーリーガーの実力を見せつけた。特に巨人戦になると気合いが入り、ドラゴンズファンの救世主として人気に。

1965年に現役を引退したジム・マーシャルは、カブスやアスレチックスの監督、1981年からは近藤貞雄の要請で中日ドラゴンズの1軍総合コーチに就任し、1982年のリーグ優勝に貢献。引退後のジム・マーシャルはさまざまな形で日米野球界に携わっている。

出典:『がっつり! プロ野球』

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