九州駅弁GPで優秀賞 長崎駅の「長崎中華弁当つばき」、島原駅の「火山弁当」

第13回九州駅弁グランプリで優秀賞を受賞した「火山弁当」(左)と「長崎中華弁当つばき」

 JR九州は3日、「第13回九州駅弁グランプリ」の表彰式を開き、長崎県関係では「長崎中華弁当つばき」(JR長崎駅)と「火山弁当」(島原鉄道島原駅)が優秀賞に選ばれた。グランプリはJR肥薩線の嘉例川駅(鹿児島県霧島市)で販売されている「花の待つ駅かれい川」だった。
 西九州新幹線開業を記念し6年ぶりに開催。九州各県から51種類の駅弁(列車内での販売分なども含む)がエントリーし、3135件の投票があった。上位に入った10種類の駅弁が決勝へ進み、JR九州の古宮洋二社長ら特別審査員5人の点数を加点し、グランプリなどを決めた。
 「長崎中華弁当つばき」は、長崎市の中華料理店「チャイデリカ」を運営するチャイオーン(同市)が製造する皿うどんや春巻きなどが詰まった中華弁当。昨年7月に発売したといい、和田留維社長は「おいしさには自信がある。まだ新しい弁当なのに賞をいただき驚き、うれしい」と笑顔を見せた。
 「火山弁当」は社会福祉法人悠久会(島原市)が運営するおむすびカフェ「島原むすびす」が製造。島原半島産の素材をふんだんに使っている。悠久会の永代秀顕理事長は「弁当にストーリーがあり、地域性が詰まっているところが評価されたのではないか」と話した。


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