中学生自殺は不適切な指導が原因…両親が東広島市と和解 

東広島市の中学校で男子生徒が自殺したのは教師の不適切な指導が原因だったとして、両親が市に対し損害賠償を求めた裁判で和解が成立しました。

3日に行われた裁判で、暴力的な指導などがあったことを東広島市が認め謝罪すること、指導によって子どもが自殺に追い詰められないよう再発防止に努めること、1000万円の和解金の支払いなどが盛り込まれた内容を受け遺族が和解しました。

この裁判は2012年に東広島市の男子生徒が複数の教師から相次いで指導を受けた後自殺したことについて、教員の不適切な指導が原因だとして両親が損害賠償などを求めていました。

東広島市の高垣市長は「生徒の尊い命が失われたことを重く受け止め、一人一人が安全で安心して学ぶことができる教育環境づくりに取り組んでまいります」とコメントしています。

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