脱炭素、アジアで連携 東京で初の閣僚会合開催

AZEC閣僚会合に出席した(右から)西村経産相と西村環境相=4日午前、東京都千代田区

 日本とオーストラリアに、ミャンマーを除く東南アジア諸国連合(ASEAN)各国を加えた脱炭素の連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」の初の閣僚会合が4日、東京都内で開かれた。会合後に公表した共同声明では、温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルに向けて、産業構造など各国の状況に応じて多様なエネルギー源と技術を活用することが重要だと明記した。

 日本からは西村康稔経済産業相と西村明宏環境相が参加し、エネルギー安定確保のほか、水素やアンモニアなど新たな脱炭素技術での協力を議論した。また岸田文雄首相がビデオメッセージを寄せ、オーストラリアとの間で水素サプライチェーン(供給網)を立ち上げると表明。「これを皮切りに今後アジアの国々と連携し、広域的なサプライチェーンを確立したい」と述べた。

 AZECの構想は岸田首相が昨年打ち出した。アジアは高い経済成長がみられる一方、化石燃料の利用で温室効果ガス排出が多い。

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