
酒や料理を囲みながら歌ったり踊ったりする土佐の酒宴「おきゃく」が4日、高知市中心部で始まった。土佐弁で宴会を意味し、街全体を宴会場に見立ててアーケードなどに屋台や座敷を設置。早春の南国土佐に、酔客らのにぎやかな声が響いた。よさこい踊りやお座敷体験を含め、29のイベントが12日まで繰り広げられる。
8年前に岐阜県から高知県にUターン移住した山本正敏さん(68)は友達3人と訪れた。「昼間からお酒を飲んで盛り上がっているのが『さすが高知』という感じがする」と赤ら顔で話した。
土佐の「おきゃく」は06年に始まった。コロナ禍で22年は期間を分散して実施、通常開催は19年以来4年ぶり。