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2023年3月4日に公開された動画ではゲストに参政党参院議員の神谷宗幣氏をお招きし、演説を鍛えた方法やNHK党との関係について語っていただきました。
聴衆を引きつける演説のコツとは?
【このトピックのポイント】
・神谷氏が演説で意識していることは「聴衆に楽しんで帰ってもらうこと」
・演説を鍛えたのは10年間のYouTube配信と5年間の講師の仕事
・NHK党の訴訟について神谷氏「粛々と裁判でやるだけ」と冷静な反応
神谷氏のプロフィールは以下の通りです。
人生で一番辛かったことについて「親父が会社を倒産させた時。あの時と比べたら政治家の苦労なんて半分くらい」とのこと。神谷氏のバイタリティの根源はここにあるのかもしれません。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして神谷氏に回答していただきました。
演説ってどうやって鍛えたんですか?
聴衆を引きつける演説で知られる神谷氏。最近では遠方から聴きに来る人もいるため、演説の際には来ている人に楽しんで帰ってもらうことを意識しているとのことです。
演説の原稿は考えず、聴衆の反応を見ながら話す内容を決める神谷氏は「(演説は)ライブなので。掛け合いですよね」と語りました。
また、10年間毎日配信しているYouTube動画を作るなかで学んだ知識が演説の内容に活用されていること、そして5年ほど前から続けている「女性のための社会学講座」の講師の仕事を通してわかりやすく伝えるためのトレーニングになったことにも言及しました。
難しい言葉を使わず、わかりやすく伝えるという点についてはスピーチライターの千葉佳織氏も神谷氏の演説のポイントとして分析しています。
2つ目に千葉氏が指摘したのは神谷氏の演説のストーリー性です。
この点について神谷氏は物事をストーリーで記憶する癖があるとのことで、それが影響しているのかもしれません。
MC鈴木邦和「歴史もお好きですもんね。その辺が関係しているのかも」
神谷氏「そうですね。偉人伝を語るかのように説明しています」
一文の長さについて神谷氏は、強いメッセージを伝えるときには声が大きくなるため一文を短くするようにしているそうです。「声を張り上げるときは長いと顰蹙を買うので短くしています」とコメントしました。
また、神谷氏は演説の中で自身が受けた批判のコメントを使うことがたびたび見られます。
このような話し方をすることについて神谷氏は「悔しい思い出が山ほどある」「意図的に使うというより散々罵倒されてきたので事実を語るとこうなる」と語りました。
神谷氏は意図していないとのことですが、批判コメントを使うことで逆境を乗り越えたイメージがつきやすいと千葉氏は分析。MC鈴木も「印象に残る」とコメントしました。
最後に千葉氏は声のスピードについても言及しましたが、神谷氏は意識していないとのこと。聴衆との掛け合いの中で自然にそうなっているのかもしれません。
NHK党にどう対処するの?
先日、NHK党の立花党首は選挙ドットコムちゃんねるに出演した際に、支持者が参政党に流れているとコメントしています。
【関連】NHK党立花孝志党首が語る参政党との関係とは?どうやって儲けてる?大失敗した戦略は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
それに関して神谷氏は「参政党にも来ているけど他の党にも行っている」と、NHK党そのものが要因で支持者が流出している点に言及しました。
神谷氏「『NHKをぶっ壊す』ということを一生懸命やっていれば大きくなっている党だと思うんですけど関係ないことばかりやっている」「そりゃ多くの日本人は愛想をつかしますよね」
参政党はNHK党と各地で衝突していますが、それに対して党員は最初こそ怒りをあらわにしていたものの、今は神谷氏の反応に倣ってまともに取り合うことはしていないそうです。
立花氏が提訴したことについては「粛々と裁判でやるだけ。うちの弁護士は大変ですけど」と締めくくりました。
訴訟の行方にも引き続き注目です。
動画本編はこちら!
演説はライブ!と語る神谷氏の演説はどのように作られている?
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