農業の担い手不足解消・作業効率化へ 仙台でスマート農業体験会

農業の担い手不足の解消や作業の効率化を目指し、農業機械の自動運転などを体験するイベントが仙台市で開かれました。

このイベントは県が主催したもので、農家や自治体関係者などが参加しました。

イベントでは、無人のロボットトラクターが土を耕したり、村井知事が乗ったトラクターが自動で種をまいたりする様子が披露されました。

県は、RTK基地局と呼ばれる地上から正確な位置情報を発信する設備の整備を進めていて、これを活用することで、誤差2センチから3センチの精度で田植えや種まきができるということです。

機械の自動化が進むと、経験が浅い人でもベテラン並みの作業が可能になり、担い手の確保につながると期待されています。

村井知事「担い手が不足していく中で、農業を永続的に持続できるようにしていくというのは非常に重要なことだと思います。積極的に取り入れていきたいと思います」

RTK基地局は、県内7カ所に整備されていて、4月1日から運用が始まります。

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