初ガツオさばいて調理 日南・榎原小児童が体験

初ガツオをさばく榎原小児童ら

 日南市の榎原小(花園裕子校長、35人)で2月28日、同市の郷土料理「かつおめし」の調理体験があった。5、6年生16人が初ガツオをさばいて味わい、地域の食文化について学んだ。
 児童は1月下旬に南郷漁協でカツオ漁について学習しており、調理は同漁協女性部が指導した。目井津港で水揚げされた約2キロの初ガツオを、しっかりと包丁を握りながら骨や内臓を取り除いて三枚におろした。刺し身をしょうゆ、みりん、ゴマで作ったたれに漬け、ごはんの上へ盛り付けると、アラでだしをとったすまし汁とともに笑顔で頰張っていた。
 5年の竹村丞太郎君(11)は「皮や骨が硬くておろすのが難しかった。かつおめしは味が染み込んでいてとてもおいしかった」と話していた。

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