9月1日には防災グッズを贈ろう 関西の学生団体が提唱 ショップ開設へクラウドファンディング

「防災の日にグッズのプレゼントを」と提唱する学生たち(学生団体OLEA提供)

 9月1日には大切な人に防災グッズをプレゼントしよう─。そんな「新しい防災の文化」を提唱するのは、関西地方の学生団体「OLEA」だ。グッズを販売する期間限定のショップを大阪市内に開設するため、今月11日までクラウドファンディング(CF)に挑戦中だ。

 「『やらなくちゃいけない』という義務感で取り組みがちな防災の固定観念を覆し、ポジティブな防災のきっかけにしたい」とメンバーの同志社大3年、藤井菜摘さん(21)。「9月1日の『防災の日』をバレンタインデーのようにして、大切な人に防災用品を送る日にしたい。それは『あなたを守りたい』という明確なメッセージになる」

 OLEAは関西の大学に通う学生6人がメンバー。2021年9月1日に活動を始め、人々の備えの意識を刺激する新たな手法を模索してきた。

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