RCサクセション 事実上のラスト・アルバム「Baby a Go Go」初のアナログリリース!

RCサクセション史上最高セールスを記録した作品であり、発売週のチャートで当時の3大業界誌でトップ3を記録(オリコン第3位、ミュージックリサーチ第2位、ミュージックラボ第1位)、その年の日本レコード大賞優秀アルバム賞も受賞した「Baby a Go Go」。このアルバムが現在も若いロック・リスナーたちに高く評価されているのは、録音作品として、他の追従を許さない唯一無二の存在であると同時に、収録された名曲の数々がいつでも新しい子供たちと同じ目線で未来のイメージを描いてくれるからだろう。

時は1990年、RCサクセションデビュー20周年。日本のロック・バンドとしてはじめて伝説の扉を開け、彼らを聴いて影響を受けた数多くのチルドレンたちもまた輝きを放っていた日本のロック黄金期だった。

レコーディング・エンジニアは、レニー・クラヴィッツのデビュー盤『レット・ラヴ・ルール』を手がけたヘンリー・ハーシュ。プロデューサーにはRCを5人編成のロックン・ロール・バンドへの変貌のきっかけを作った旧友、春日博文氏を起用。アニバーサリー・アルバムに相応しい布陣であった。

「Baby a Go Go」はデジタル最盛の時代に、全編アナログ・レコーディングで行われた。エンジニアのハーシュはインタビューで「1969年のロックだ」とコメントしている。1969年と言えば、ビートルズは『アビーロード』、ローリング・ストーンズは『レット・イット・ブリード』、レッド・ツェッペリンはデビュー、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングもクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルもザ・バンドもジェフ・ベック・グループもマスターピースとなる作品を発表していた。RCのラストアルバムはそのどのアルバムにも類似していないが、きっとハーシュは「1969年にリリースしてもおかしくない、1969年に生まれたような普遍的でいつでも新しい発見がある作品」であるということを「1969年のロック」というワンラインで語ったのだろう。

CD全盛時代に発売されたこの名作を、2023年に初アナログLP化。
ロンドンのアビーロードスタジオのマイルス・ショーウェル氏によるハーフ・スピード・カッティングにてバイナルに刻む。ジャケットの仕様はオリジナル限定盤の左右開きスリーブケースを拡大しLPで実現。最新リマスターCDは、当時プロモーション限定で配布された幻の14面ギミックジャケットで封入。収録曲それぞれのイメージを忌野清志郎と10名の漫画家・イラストレーター達が描いたジャケットだ。また、CDサイズだった写真集は堂々のLPサイズ24P写真集として付録。

RCサクセションは1990年、無期限活動休止に入る。因ってこのアルバムが事実上の最後の作品になった。そこから30年以上が経過した今、超豪華仕様のジュエルボックスを開けてRCサクセションの名曲の数々を最高の音質で味わってほしい。

≪商品情報≫
RCサクセション「Baby a Go Go」デラックス・エディション
2023年6月7日発売
<価格> 14,850円(税込) 
<内容>
●Disc1,2(180g重量盤2LP):Baby a Go Go
*ロンドンABBEY ROAD STUDIOにてハーフ・スピード・カッティング
●Disc3(CD):Baby a Go Goリマスター
*当時プロモーションのために作成された変形14面イラストジャケットを復刻
●写真集:オリジナル限定盤CDに付属していたカラー24P写真集をLPサイズで復刻
●ポストカード:当時の購入特典ポストカードを復刻
<仕様> ゲイトフォールド・ジャケット+左右開きスリーブケース+14面ギミックジャケットCDケース

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