敦賀に「羽二重餅プリン」専門店オープン…奇抜な店構えも話題 国道8号沿いに水色の海上コンテナ

マエダセイカが新開発したプリンの製造直売所は海上コンテナを使用。屋上デッキからは海を一望できる=2月27日、福井県敦賀市大比田
福井県敦賀市大比田に1月末にオープンした「変なはぶたえ『生もっちプリン』専門店」

 福井県敦賀市大比田の国道8号沿いに、目を引く鮮やかな水色の海上コンテナ。その正体は、銘菓「羽二重餅」を製造販売する「マエダセイカ」(福井市)が新開発したプリンの製造直売所「変なはぶたえ『生もっちプリン』専門店」だ。屋上デッキから海が一望できるほか、おしゃれな外壁や“映える”オブジェもあり、1月末のオープン以降、交流サイト(SNS)で話題を集めている。

 同社は新型コロナ禍で観光客が減り打撃を受ける中、旅行形態の団体から個人型への移行の加速や、自分へのご褒美にぜいたくな商品を購入する傾向が高まる土産需要に着目。昨年2月から商品開発や、旅先としての特別感や非日常空間を味わえる店舗の準備を進めてきた。国の事業再構築補助金を活用した。

⇒【写真】遠めから見た「変なはぶたえ『生もっちプリン』専門店」の外観

 「変なはぶたえ『生もっちプリン』」は羽二重餅とプリンを掛け合わせた商品。卵の代わりに羽二重餅の主原料である餅粉を使用し、もちもちでのびる食感に仕上げた。

 海上コンテナの製造直売所は、外壁にサングラスをかけた女性のポップな絵がデザインされている。屋上はデッキになっていて椅子や机があり、海を見ながらプリンを食べられる。

 製造直売所の隣にも海上コンテナを斜めに設置した建物を設けた。階段を上っていくと屋上デッキに出られるほか、最上部はガラス張りになっていて、海を一望できる。

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 社名や「餅」にちなみ、アルファベットの「M」とハート形のオブジェもあり、写真撮影を楽しめる。前田恭兵専務は「春に向けて天気も良くなってくるし、景色と一緒にプリンを楽しんでほしい」と期待していた。

 1個750円(税込み)。営業は土日祝日の午前9時~午後4時。問い合わせは変なはぶたえ「生もっちプリン」専門店=電話0770(28)1022。

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