中国、成長率目標を5%前後に 国防費は日本の4.5倍、全人代

北京の人民大会堂で開幕した中国全人代=5日(ゲッティ=共同)

 【北京共同】中国の第14期全国人民代表大会(全人代=国会)第1回会議が5日、北京の人民大会堂で開幕した。李克強首相は政府活動報告で2023年の国内総生産(GDP)成長率の政府目標を「5.0%前後」に設定した。昨年目標より0.5ポイント引き下げた。習近平指導部は新型コロナで打撃を受けた経済の回復を図る。23年予算案では前年比7.2%増となる1兆5537億元(約30兆5千億円)の国防費を計上。日本の防衛費の約4.5倍に当たる。

 13日までの会期中、習国家主席の3選が確定する。李克強氏の後任首相に習氏側近で共産党序列2位の李強氏を選出する方針。昨年秋に党トップの総書記として異例の3期目入りを実現した習氏が強い権力を振るう新指導部が本格始動する。

 22年の成長率は新型コロナに伴うロックダウンが響き、政府目標の「5.5%前後」を大きく下回る3.0%だった。習指導部は感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策を今年1月に正式終了。政府活動報告はコロナ対策が「決定的な大勝利を収めた」と主張した。

北京の人民大会堂=5日(共同)

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