G7、核の先制不使用主導を 秋葉前広島市長、英で演説

「アハマディア・ムスリム平和賞」の授賞式で演説し、長崎の黒焦げになった少年の写真を掲げる前広島市長の秋葉忠利氏=4日、ロンドン郊外(共同)

 【ロンドン共同】核兵器廃絶に取り組む前広島市長の秋葉忠利氏(80)が、英国に本部を置くイスラム教組織「アハマディア・ムスリム協会」から平和賞を授与された。4日にロンドン郊外で開かれた授賞式で演説し、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)では岸田文雄首相が主導して核の先制不使用を宣言すべきだと訴えた。

 秋葉氏は数百人の来賓を前に、ウクライナ侵攻を続け、核兵器使用をちらつかせるロシアのプーチン大統領への懸念を表明。被爆の実相を伝える長崎の黒焦げになった少年の写真を掲げながら「プーチン氏の言葉を聞き、被爆者の頭にこの光景が浮かんだ。われわれは二度とこのようなことが起きないようにしなければならない」と力を込めた。

 広島選出の岸田氏に向けてはG7で「プーチン氏に核兵器を使用しないよう要求することを期待する」と強調し、戦争終結につなげてほしいと呼びかけた。「広島が普遍的な核の先制不使用を宣言する出発点であるべきだ」とも語った。

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