地元・沖縄のルーキー荒川怜郁は号泣「応援してくれて感謝」

ホールアウト後は感謝の言葉を並べた(撮影/中野義昌)

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(5日)◇琉球GC(沖縄県)◇6560yd(パー72)

「プロとしてこの1年、どんな経験を積んでこのダイキンに帰ってきたいですか?」

TVインタビューの最後の質問に思わず涙があふれた。地元・沖縄県出身のルーキー荒川怜郁は最終日、バーディなしの3ボギー「75」でプレー。通算1オーバー31位で終えた。

「楽しい4日間ではあった。悔しいもあるが、周りもいっぱい応援してくれて感謝が…」。2023年シーズン開幕戦の“トップバッター”を務め、4日間は多くのギャラリーに囲まれた。バーディを奪えば、大歓声が飛び、ボギーをたたけば、励ましの言葉がかけられた。

小技を課題にあげた(撮影/中野義昌)

初日から「69」「70」と3位で決勝ラウンドに進んだが、週末は「75」「75」とスコアを落とした。

「実力はまだまだ足りてない。課題を見つけて克服していきたい。ドライバーの飛距離は大丈夫だけど、もうちょっとフェアウェイをとらえられたら」。フェアウェイキープ率は59%(33/56)、パーオン率66%(48/72)。アプローチやパターなどの小技も課題にあげた。

次週の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」(高知・土佐CC)に向けては「ご当地の食べ物を食べたい。カツオのたたきを食べたいです」。ひと回りもふた回りも大きくなって地元に帰ってくるつもりだ。(沖縄県南城市/玉木充)

地元沖縄のファンから声援を受けた(撮影/中野義昌)

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