西郷真央は「ちょっとずつ良くなっている」 次戦は「Tポイント×ENEOS」

ティショットはちょっとずつ前進(撮影/村上航)

◇米国女子◇HSBC女子世界選手権 最終日(5日)◇セントーサGC(シンガポール)◇6749yd(パー72)

初めて海外で迎えたシーズン初戦は65位に終わったが、西郷真央は「出場できて、よかったというのが一番の気持ち」と話した。昨季からスイングのマイナーチェンジに取り組み始め、シーズン終盤はドライバーショットに苦戦。クラブとスイングを一新して大会は3日目にショットの距離感が合わず「85」を叩いた。

1週間楽しそうな笑顔が印象的(撮影/村上航)

最終日は2バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「75」で終えて、通算16オーバー65位。スコアに結び付かないもどかしさはあるが、「ショットに関しては、少しずつ良くなっている感覚はあります。セカンドも、納得のいくショット自体は打てているところがあった」と手ごたえを感じられた4日間だ。

グリーンを外してもパーを拾えるように(撮影/村上航)

一方で、課題に挙げたのはショートゲーム。スイング改造に注力したオフの期間は、ショット練習にほとんどを費やした。「今日もグリーンを外したらパーセーブを1度もできなかった。しっかり練習して、海外メジャーで頑張れるように状態を持っていきたい」と、出場予定の今季海外メジャー初戦、4月「シェブロン選手権」に向けて意気込んだ。

帰国後は3月17日開幕の「Tポイント×ENEOSゴルフ」から出場。「4日間を通して、毎日ちょっとずつティショットはよかった。試合でこういうことを経験できたのはすごく大きい」と自信を得て国内初戦を迎える。(シンガポール・セントーサ島/谷口愛純)

スイング完成への道は続く(撮影/村上航)

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