
岸田文雄首相は5日、山口県岩国市での会合で、政府のエネルギー価格高騰対策の延長に含みを残した。ガソリンの小売価格を抑える燃油補助金のほか、電気と都市ガス料金に触れつつ「9月で終わりではなく、そこから先は状況を見ながら引き続きしっかり対応していく」と述べた。
同時に「ロシアのウクライナ侵略によって、世界規模でいろいろな種類のエネルギーが不足し、価格が上がっている」と語り、政府による支援策の必要性を強調した。
首相はエネルギーや食料品価格の高騰を踏まえ、物価高対策を重視。2月下旬には電気料金の値上げ幅を圧縮するため厳格な審査を西村康稔経済産業相に指示した。