シーガルズ 高い集中力で接戦制す 10位浮上 KUROBEに3―1

第1セット、岡山シーガルズの宮下遥(14)からトスを受けた川島亜依美(右)が速攻を決める=ベイコム総合体育館

 バレーボールのV1は5日、兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館などで行われ、女子で11位の岡山シーガルズは10位KUROBEに3―1で勝利した。通算8勝20敗(勝ち点27)でKUROBEを勝ち点で上回り、10位に浮上した。

 シーガルズはレフト佐伯が35得点と大活躍。セットカウント1―1の第3セット20―20から佐伯、センター長瀬の得点でセットポイントを握り、最後は佐伯のブロックで25―21。続く第4セットは23―22から佐伯の2連続得点で勝負を決めた。

 首位東レはPFUにストレート勝ちし、デンソーに敗れた2位JTと2勝差に広がった。3位埼玉上尾、4位久光は勝利したが、順位に変動はなかった。

岡山シーガルズ3―1KUROBE

25―23

24―26

25―21

25―22

 【評】岡山シーガルズが接戦をしぶとくものにした。第2セットこそジュースの末に落としたものの、船田、城戸陽の両リベロを中心に相手の強打に対抗。ラリーに持ち込み、レフトの佐伯と中本、センター線を絡めた攻撃で加点した。ミスによる失点は今季最少の5点で、高い集中力が光った。

 KUROBEは粘り強く戦ったが、要所でアタックの精度を欠いた。

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