震災被災者支援に奮闘 シリア育ち、宮崎市在住の竹石さん

地震で被災したシリアの子どもたちの写真を見せながら、支援を訴える竹石奈々子さん=5日午前、宮崎市内海の公民館

 5万人超が犠牲になり、今なお多くの市民が避難生活を強いられているトルコ・シリア大地震が発生して6日で1カ月。3~18歳にシリアで暮らした宮崎市内海の翻訳・通訳業竹石奈々子さん(35)が、第二の故郷のため募金活動に奔走している。家を失った被災者が、現地で避難場所となるアパートを借りる資金を募ろうと、5日は同市の公民館で現地の窮状を住民に訴えた。「絶望を感じているシリアの人々に希望を届けたい」と呼びかけている。

© 株式会社宮崎日日新聞社