東京都が匿名・無料・当日結果の「梅毒」検査を開始 過去最悪の感染者数に危機感

東京都内で梅毒の感染者数が過去最多になったことを受け、匿名で受けられる臨時の検査が始まりました。

3月3日に新宿・歌舞伎町で行われたのは、匿名で受けられる梅毒の検査です。無料で受けられ、1時間ほどで結果が分かります。梅毒は主に性的接触によって感染する病気で、都内の感染者数は10年前に比べて10倍以上に増えていることから、東京都が今回、臨時検査の実施に踏み切りました。検査は電話での事前予約が必要で、3月7日に墨田区の錦糸町、11日に立川市、16日に多摩市の多摩センターで行われます。ただし予約がほぼ満員のため、新宿で22日から3日間にわたって追加の検査も行われることになり(22日と23日:男性対象、24日:女性対象)、3日から電話(050-3646-0101)で予約を受け付けています。

東京都の小池知事は「早めに治療を受けることが早めの解決につながる。広がりも抑えることになる。一人一人正しい知識を持って適切な行動を心がけることで感染を防いでほしい」と呼びかけました。また、厚生労働省も「梅毒は早期の適切な治療で完治できる病気」として、早期の検査を呼びかけています。

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