北海道って街中にもヒグマ・シカ・リスが…道外出身ライターが驚いた【北海道あるある】

道外出身の筆者が驚いた「北海道あるある」をご紹介するシリーズ。

【北海道あるある】自転車じゃなくて“そり移動”道路の砂箱って何?道外出身ライターが驚いた
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今回は、様々な野生動物と共存する北海道ならではの文化をご紹介します。

「ヒグマ」は意外と身近な存在

北海道と本州は生態系が大きく異なり、北海道にしか生息していない動物や植物が多く存在します。

北海道に引っ越すことになった際、「ヒグマに気を付けてね」と冗談交じりに友人に言われたのですが、まさかこんなに出没が相次いでいるとは予想だにしていませんでした。

冬眠の時期が過ぎ、暖かくなってくるとヒグマの出没は増える傾向にあり、ニュースや札幌市の公式LINE等でも頻繁に目撃情報が配信され、街中でも「〇月×日、ヒグマが目撃されました」の看板を見かけることが多くなります。

ヒグマが出没した場所周辺では、教員や保護者が児童の登校に付き添う「見守り登校」が実施されたり、ハンターが周辺を巡回したりと様々な対策が取られています。

実際に北海道に住んでみて、ヒグマは本当に身近な存在なのだと実感しました。

「シカ」が車と並走!?

ヒグマに次いでニュースでよく見かけるのが「シカ」。

私自身も道内を旅行しているときや、札幌市内の夜道を車で走っているときに何度か遭遇したことがあります。

北海道には「エゾシカ」が生息しているのですが、秋から冬にかけては、その「エゾシカ」と車や電車が衝突する事故が多発しており、大きな問題となっています。

国土交通省北海道開発局のHPでは、「エゾ鹿衝突事故マップ」なるものも公開されており、警戒が呼びかけられています。

もふもふの「キツネ」には注意!

北海道には「キタキツネ」も生息しており、市街地で遭遇することもしばしば。

もふもふでかわいらしい姿に思わず近づいてしまいそうになりますが、キツネは「エキノコックス」という寄生虫を持っていることがあるため、警戒しなければなりません。

札幌の中心部に「リス」

また、札幌市内の円山公園を散歩している際にリスに遭遇したこともありました。

山や森の中などではなく札幌市の中心部だったので驚きましたが、これも自然が豊かな証拠ですね。

課題は「野生動物との共存」

日本で一番広い面積を有し、自然豊かで多くの野生動物が生息している北海道。

都市と自然が調和しているのは北海道の魅力の一つではありますが、その一方でエゾシカやヒグマ、キタキツネなどは市街地に出没して人に危害を及ぼすこともあり、"動物と共存する難しさ"は北海道の大きな課題にもなっています。

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