英ラッパーのスロウタイ、インディ・ロックやパンクへの愛が詰まった新作を発売

英ノーサンプトン出身で、国内外の音楽シーンで大きな注目を集めるスロウタイ(slowthai)が、2019年のデビュー作『Nothing Great About Britain』、そして2021年に全英1位に輝いた2作目『TYRON』に続く3作目の最新スタジオ・アルバム『UGLY』を2023年3月3日にリリースした。

ダン・キャリーを筆頭に、これまでも頻繁にコラボレートしてきたクウェス・ダーコ(ブルー・デイジー)、さらにザック・ナホーム、セガ・ボデガらをプロデューサーに迎え、南ロンドンのホーム・スタジオでレコーディングが行われた新作『UGLY』は、スロウタイのインディー・ロックやパンクへの愛が色濃く反映された作品となっている。

イーサン・P・フリン、シャイガール、ジョックストラップのテイラー・スカイ、ビーバドゥービー作品のギタリストとして知られるジェイコブ・ブグデン、ドラマーのリアム・トゥーンの他、暗く気だるいタイトルトラックには、彼の友人でもあるフォンテインズD.C.がゲストで参加している。

スロウタイは、ここ数年の間に、ブロックハンプトン、ターンスタイル、100 ゲックス、ショウ・ミー・ザ・ボディらとステージを共にし、タイラー・ザ・クリエイター、エイサップ・ロッキー、ケニー・ビーツ、デンゼル・カリーといった著名アーティストとコラボレートするなど、アメリカでもその名を轟かせている。

“ロード・ウォリアー”の異名を持つ彼は、先週、UK国内のパブや小規模なライヴハウスを巡る親密なツアーを開催している。3月3日、彼の地元ノーサンプトンで幕を閉じた同ツアーのチケットは破格の1ポンドで販売された。

Written By Will Schube

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スロータイ『UGLY』
2023年3月3日発売

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