日向亘と片岡凜が「ペンディングトレイン」で物語の行方を大きく左右する高校生カップルに

日向亘と片岡凜が、TBS系で4月にスタートする連続ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(金曜午後10:00)に出演することが分かった。

山田裕貴が主演を務める「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」は、金子ありさ氏が手掛ける完全オリジナルの予測不能のヒューマンエンターテインメント。同じ電車に偶然乗り合わせた見ず知らずの乗客たちが突如、前代未聞の出来事に巻き込まれ、電波が通じない上に水も食料もない極限下で懸命に生き、元の世界に戻ろうとする姿を描く。

8時23分、いつもと変わらない朝。都心へと向かう電車では、SNSをチェックしたり動画を見たりとほとんどの乗客がスマートフォンを見ていた。昨日と同じ今日を迎える…誰もがそう思っていた。しかし、突如として都心へと向かう電車の一両が、未来の荒廃した世界にワープしてしまう。SNSはおろかスマホ自体が役に立たない世界に突然放り出された乗客たち。偶然か運命か? 乗り合わせていた乗客たちによる、生き抜くためのサバイバル生活が幕を開ける。

この電車に乗り合わせた乗客で、メディアでも活躍するカリスマ美容師・萱島直哉役を山田、正義感あふれる消防士・白浜優斗役を赤楚衛二、高校の体育教師・畑野紗枝役を上白石萌歌が演じるなど、6人のキャストが発表されているが、日向と片岡も同じ電車に乗り合わせた高校生カップル役を務める。

2019年の「ホリプロメンズスターオーディション」でグランプリに輝き、翌年に俳優デビューを飾った日向。特撮ドラマ「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系)では高校生としては6年ぶりに仮面ライダー役を演じ、話題を集めた。現在放送中のTBS系連続ドラマ「Get Ready!」(日曜午後9:00)には、若き万能ハッカー役で出演中の若手注目俳優の1人だ。

今回演じるのは、名門高校に通う医者志望の受験生・江口和真。いつも冷静で、時に大人顔負けの正論で、皆をぶった斬る一面を持っている。幼い頃から、名医である父を取り巻く人間関係を見てきたため、両親や教師など大人に対して強い警戒心を持っている。そんな彼がさまざまな大人たちと生活を共にすることで生まれる心境の変化、その成長に注目だ。

一方、片岡は、和真の恋人であり幼なじみで、同じ高校に通う佐藤小春役。SNSで注目を集め、昨年放送されたTBS系連続ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」でテレビドラマデビューを果たすと、ドラマ初出演とは思えない演技力で話題を集めた。小春は、名門校に通う成績優秀な彼氏の和真を尊敬している女子高生。女子高生らしい振る舞いをする一方、妙に大人びた一面もある。和真も知らない秘密を隠しており、この秘密が今後の乗客たちの運命を大きく動かしていくことになる役どころだ。

日向は「脚本を読んでみて、脚本だけでは想像もつかないことがたくさんあるので、これから現場でいろいろと答え合わせしていきながら撮影するのがとても楽しみです。年齢も職業も性格も違う人たちといきなりサバイバル生活が始まったら、自分だったら何ができるかなと想像しました。さまざまな性格の登場人物が出てくるので、人間のいいところも悪いところもすべてが詰まった作品だなという印象を受けました」と作品について語る。

続けて、「“電車”という社会の縮図のような空間で、見ず知らずの人たちと知識を出し合い知恵を絞りながら、現実と非現実が混ざり合った世界にどう立ち向かって希望を見つけていくのか、一緒に考察しながら楽しめる作品だと思いますし、視聴者の皆さんもご自身に置き換えて楽しんでいただけたらうれしいです」とメッセージを寄せている。

片岡は「年齢や境遇、生き方も全く違う人々が、電車の一車両という空間で関わりを持ち、タイムスリップした未来の世界で人間関係を築いていくという物語の奇抜さを感じ、この先どんな展開になっていくのかとても気になりました」と脚本を読んだ感想を伝え、「作品を通して非日常な現実を味わえるということはとても楽しみですし、佐藤小春にしっかり向き合い、サバイバル生活の中で生きる意味や喜びを知ることができたらと思います」と抱負を述べる。

加えて、「どんな状況においても現代人が必要とするスマートフォン。手元から得られる情報源をなくした時、人と人とのつながりがどれだけ大切か、またどれだけ複雑かを考えさせられる、そんな作品になっていると思います」と見どころを伝えている。

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