メッツ・千賀滉大が初登板で2回を1安打1失点

メジャーデビューを果たしたメッツ・千賀滉大 @GettyImages

日本時間3月6日、メジャーリーグはオープン戦がスタートして10日目を迎え、5年7,500万ドルの契約でニューヨーク・メッツに入団した千賀滉大がカージナルス戦でオープン戦初登板初先発を果たした。

2回裏二死からカージナルスのトレス・バレーラに1号ソロを浴びたものの、2回42球を投げて被安打1、奪三振2、与四球2、失点1という投球内容で勝利投手となった。

立ち上がりの千賀は制球が不安定で、1番ブレンダン・ドノバンと2番タイラー・オニールに連続四球を与え、いきなり無死一二塁のピンチに見舞われる。しかし、3番ポール・ゴールドシュミットを97マイルの速球でショートフライに仕留めると、4番ノーラン・アレナドを97.2マイルの速球でライトフライ。そして、売り出し中の有望株、5番ジョーダン・ウォーカーをカウント1-2と追い込み、最後は自慢の「お化けフォーク」で空振り三振に仕留め、ピンチを無失点で切り抜けた。

2回裏は6番ノーラン・ゴーマンを97.9マイルのの速球で見逃し三振。7番アレック・バーレソンを外角高めの96.7マイルの速球でセカンドゴロに打ち取り、8番バレーラに高めに浮いた変化球をレフトスタンドに運ばれるも、後続の9番メイソン・ウィンをセカンドフライに打ち取り、2イニングを投げ切った。

試合後には、初回に27球を要した千賀だが、緊張していたことを否定。これまでは自軍の打者を相手とした打撃練習でしか登板しておらず、「実戦で投げられることに興奮していた」と初の実戦で力が入りすぎたことが原因だったようだ。

また、ピッチクロックも気にしすぎていたという。「いい経験になった。ゴールドシュミットやアレナドとの対戦を楽しみにしていたが、いざマウンドに上がってみると、ピッチクロックが気になって楽しめなかった。5秒の表示を見ると、とても早く感じるが、実際の5秒は意外と長い。慣れていきたい」と今日の登板を振り返った。

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次回登板も楽しみだ。

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