日本生命保険は6日、2030年度までにESG(環境、社会、企業統治)に関する投融資を約3兆2千億円増やし、5兆円規模にすると発表した。うち再生可能エネルギーなど脱炭素関連の投融資枠は3兆円規模を目指す。日生は約75兆円の保有資産を持つ機関投資家でもあり、投融資を通じて企業のESGの取り組みを後押しする。
日生は17年にESG投融資枠の目標を設定し、22年12月末時点で1兆7800億円に達している。22年には、水産大手のマルハニチロによる海洋汚染の防止や持続可能な水産資源に関連する事業向けの債券などに投資している。