ウィシュマさん、悼む鐘響く 死亡から2年、名古屋市の寺で

ウィシュマさんの死亡確認時刻に合わせ、鐘を鳴らすポールニマさん。左はワヨミさん=6日午後、名古屋市中区

 名古屋出入国在留管理局の施設に収容中のスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が亡くなって2年となった6日、名古屋市中区の真宗大谷派名古屋別院で、死亡確認時刻の午後3時25分に合わせて遺族や支援者が鐘を突き、死を悼んだ。

 ウィシュマさんを含め全国の入管施設で2007年以降に亡くなった18人の年齢や性別、国籍も読み上げられた。

 鐘を鳴らして手を合わせた妹ポールニマさん(28)は「今まで18人が亡くなり、二度とこのようなことが起きないようにとの気持ちを込めた」と語った。

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