広島県竹原市でも創作活動を続け、文化勲章を受章した陶芸家の 今井政之 さんが6日、亡くなりました。92歳でした。
今井政之さんは、少年時代を竹原市で過ごし、父親の勧めで高校を卒業後、陶芸の道に進みました。
今井政之 さん(2011年取材時)
「今の時代の文化を次の世代につなげる努力をしたい」
今井さんは、作品の本体に異なる色合いの土を埋め込んで模様を作り出す、面象嵌を取り込んだ第一人者です。その技術力や芸術性は世界から高く評価されてきました。
2018年には、文化勲章を受章し、広島県の名誉県民に選ばれました。
また、2016年に広島を訪問した当時のアメリカ・オバマ大統領に、県の依頼を受け、今井さんが制作した平和の象徴コウノトリをあしらった花壺が贈られました。