ワッツアップ、EUと合意 透明性向上、苦情受け

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は6日、米IT大手メタ傘下の通信アプリ「ワッツアップ」が利用者規約の変更をより明確に説明し、透明性を向上させることで合意したと発表した。欧州の消費者団体からの苦情を受け、改善策を協議していた。

 ワッツアップは、利用者が規約の変更を拒んだ場合の影響を明確に説明することを約束。また、利用者の個人データを広告目的で第三者やフェイスブックなどメタ傘下の他のサービスと共有しないことも確認した。

 EUのレインデルス欧州委員(司法担当)は声明で「消費者は自分が何に同意し、その選択で具体的に何が起きるのかを理解する権利がある」と指摘した。

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