バフムト戦闘「最も緊迫」 陥落時も大勢影響なしと米

5日、ウクライナ東部バフムト郊外のロシア部隊を攻撃するウクライナ兵(ロイター=共同)

 【キーウ、モスクワ共同】ウクライナのシルスキー陸軍司令官は5日、ロシア軍の攻勢で激戦となっている東部ドネツク州バフムトを防衛する部隊を視察し、同地での戦闘がこれまでで「最も緊迫した局面」を迎えていると述べた。ウクライナメディアが6日報じた。

 バフムトからウクライナ軍が撤退を始めているとの見方も出ている。米国のオースティン国防長官は6日、バフムトは「戦略や作戦上の価値というよりも、象徴的な意味が大きい場所だ」と述べ、陥落したとしても戦況を大きく左右しないとの考えを示した。

 ロシアメディアによると、ロシア軍と民間軍事会社ワグネルの部隊は、西側の一部を残してバフムトをほぼ包囲した。

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