ケイト・ブランシェット 圧倒的な天才指揮者の孤高・ストイック・傲慢・繊細を表現 「TAR/ター」本予告

トッド・フィールド監督、ケイト・ブランシェット主演の映画「TAR/ター」の、本予告映像とポスタービジュアルが公開された。

本予告では、”孤高・ストイック・傲慢・そして繊細”な、天才指揮者であると同時に絶対的な権力者としてオーケストラを支配するリディア・ターの姿を捉えている。「完璧な演奏をしたいなら私に従いなさい」と、揺るぎない自信と威圧感をもってタクトを振るうター。だが、彼女の周囲に少しずつ不穏な空気が流れ始める。「嫌な音が聞こえるの」という言葉に続いて聞こえる、メトロノームとピアノの不協和音。「不安なの あなたは高みを求めすぎる」という恋人のシャロンからの心配をあしらっていたターだったが、やがて彼女自身も気づかないうちにきしみが生まれていく。

ポスタービジュアルでは、陶酔するように指揮をするターの姿が切り取られている。見上げるように映し出されたターの漆黒の背景には、「旋律 栄光 絶望 狂気」の文字が浮かび上がり、尊大で孤独なターを際立たせるビジュアルとなっている。

「TAR/ター」は、芸術にすべてをささげ、さまざまな重圧から徐々に追い詰められていくリディア・ターを主人公としたサイコスリラー。3月13日(日本時間)に発表されるアカデミー賞では、「作品賞」「監督賞」「主演女優賞」など6部門にノミネートされている。ケイト・ブランシェットがターを演じ、ノエミ・メルラン、ニーナ・ホス、ジュリアン・グローヴァ―、マーク・ストロングが出演。「イン・ザ・ベッドルーム」「リトル・チルドレン」のトッド・フィールドが監督・脚本を務めた。

【作品情報】
TAR/ター
2023年5月12日(金) TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー
配給:ギャガ
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