医療・介護施設、防火設備など点検 長崎市が建築物防災週間に

非常用照明装置が作動するか確認する長崎市職員=同市茂里町、新里メディケアセンター

 建築物防災週間(1~7日)に合わせ、長崎市は1、2日、医療・介護施設など市内6施設の防火・避難設備などを点検した。
 火災や地震などによる建築物への被害や人的被害を防ぎ、市民の防災意識を高めようと年2回実施。新型コロナの影響で2020、21年度は中止していた。
 新里メディケアセンター(茂里町)では1日、市建築指導課員や市建築行政協力員、市北消防署員など約10人が、避難口に物が置かれていないか、非常用照明装置が付くかなどを確認した。
 市は「ハードの整備だけではなく、避難訓練の実施などソフト面の対策も充実している」と評価。
 同センターの下田一郎課長代理は「防火避難と感染対策の両立が難しい。改善すべき点もあったので早急に対応する」と話した。

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