昭和美術会第7回山口巡回選抜展 3月12日まで美祢市の月影で開催中

 芸術文化交流館月影(美祢市美東町綾木)で「第7回昭和美術会山口巡回選抜展」が開催中だ。3月12日(日)まで。

 昭和美術会は、1973(昭和48)年に京都を拠点に設立。公募による昭和美術会展(本展)や、支部展、巡回展、選抜作家展などを定期的に開いている。

 一般的に、公募展への出品時には審査料などが必要だが、同会では「若手を育て、より多くの人が出品できるように」との思いから、出品監査料を徴収しない「出品料無料制度」を固く守っている。本展への応募対象は、絵画、切絵、版画、イラスト、コラージュなど多岐にわたり、年齢、性別、国籍、学歴、出品歴、会派などを問わず、広範な表現を尊重している。

 今回の展示は、2023年2月に京都府立文化芸術会館(京都市)で開かれた「第36回選抜作家展」の山口巡回展。洋画、日本画、工芸画、イラストなど33点が展示されており、山口県からは井上広之さん、井上由紀菜さん、縄田和子さん、水野邦子さんの作品が並ぶ。

▲会場の様子

 「作者の思いが伝わる絵が集まっている。バラエティに富む作品をぜひ見て」と同館(TEL080-9794-8646)。
 入館は無料で、開館日時は木曜日から日曜日および祝日の午前10時から午後5時まで。

© 株式会社サンデー山口