脳動脈瘤で昏睡の米レジェンド俳優 意識戻らぬまま死去 共演の人気俳優らが称賛

『プライベート・ライアン』などで知られたトム・サイズモアさんが3日、帰らぬ人となった。先月18日に脳動脈瘤で集中治療室に入院し、生命維持装置に繋がれていたが、意識が回復することはなかった。

トムのエージェント、チャールズ・ラゴ氏は声明を発表。「多大なる悲しみと共に俳優トーマス・エドワード・サイズモア、61歳が、弟ポールと双子の息子ジェイデンとジャガーに看取られ、(カリフォルニア州)バーバンクの聖ジョセフ病院で、眠ったまま安らかに息を引き取ったことをお伝えしなければなりません」とトムの他界を伝えている。

この訃報を受け、多くの著名人が追悼メッセージを寄せる中、『スピード・キルズ』で共演したジョン・トラボルタは「会えなくなり寂しくなる」と綴っている。インスタグラムにトムの写真を投稿、「トム・サイズモアと『スピード・キルズ』という映画をやった。彼は素晴らしいキャラクター俳優だった。彼の演技は抜かりがなかった。彼と一緒に仕事をする経験は楽しかった。彼と会えなくなり寂しくなるだろう」と称賛した。

トムは2003年から06年にかけて交際したジャネール・マッキンタイアさんとの間に双子の子供がおり、飲酒及び麻薬の影響下での運転や、ドメスティック・バイオレンス、違法薬物所持などによる逮捕歴がある。

また2013年出版した回顧録の中では、『パッセンジャー57』での共演をきっかけに恋に落ちたというエリザベス・ハーレイと、ハーレイがヒュー・グラントと交際中だった90年代に3年間に渡り情事を持ったことを明かしていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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