
パナソニックホールディングス(HD)は7日、生き物のような弱みを持つロボット「ニコボ」を5月16日に発売すると発表した。丸いフォルムで片言の日本語や寝言を話したり、おならをしたりする。人工知能(AI)を使って人の役に立つのではなく、不完全さで周囲の人の笑顔や優しさを引き出すというコンセプトだ。パナソニックが家庭向けロボットを市場に投入するのは初。公式サイトで予約できる。
手がけるのはHD傘下のデジタル家電子会社「パナソニックエンターテインメント&コミュニケーション」。高さと幅、奥行きがそれぞれ20センチ前後の本体に尻尾が生え、ニットで包まれている。