【ダラムサラ共同】経済危機に陥っているスリランカのウィクラマシンハ大統領は7日、同国にとって最大の債権国である中国と債務再編を巡って合意したと議会で明らかにした。これにより国際通貨基金(IMF)による融資が今月中に実施される可能性があるとしている。
IMFは昨年9月、スリランカに約29億ドル(約3900億円)を融資することで事務レベルで暫定合意していた。実現には債権国の同意が必要で、日本やインドなどは同意しており、中国の対応が焦点になっていた。
スリランカでは外貨不足で燃料や食料、医薬品の輸入が滞り、市民生活に甚大な影響が出た。