大麻使用の自衛官を懲戒免職 無断欠勤の技官は停職処分 陸自北宇都宮駐屯地

 外出中に大麻を使用したとして、陸上自衛隊北宇都宮駐屯地は7日、航空学校宇都宮校の20代男性陸士長を懲戒免職処分にしたと発表した。また2日間無断欠勤したとして、同校の50代男性防衛技官を停職2日の懲戒処分とした。処分はいずれも7日付。

 同駐屯地によると、20代男性陸士長は2020年12月ごろ〜22年10月ごろの間、埼玉県川越市内の祖父母宅などで大麻を複数回使用した。駐屯地内の独身寮から外出した際に使用していたとみられる。

 抜き打ちの薬物検査をきっかけに、22年10月に陽性反応が確認された。調査に「(入隊後に)興味本位で使用し始めた」と話したという。大麻の所持や使用の状況などについて警務隊が捜査している。

 50代男性防衛技官は同年3月30日、課業開始時刻になっても出勤せずに所在不明となり、翌31日午後7時ごろ、捜索中の隊員に保護された。「女性と別れて気力を失っていた」と話したという。

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