北海道の中に179の市町村!道外出身ライターが驚いた"道民の距離感"【北海道あるある】

道外出身の筆者が驚いた、北海道独自の文化をご紹介するシリーズ。
今回は、広大な面積を誇る北海道ならではの「あるある」をご紹介します。

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広大すぎる北海道!主な移動手段は…?

道内間はプロペラ機の運航が多いです。

以前函館に住んでいた際、札幌までは車で4時間かかると知り、とっても驚いた筆者。

北海道はとても面積が広く、札幌から旭川までは高速で約120km、帯広までは約200km、釧路までは約300kmと主要都市間でもかなりの距離があります。

函館から札幌に行く際は毎回飛行機を利用していたのですが、通っていた美容室の美容師さんにそのことを話すと、とっても驚かれました。

なんでも北海道の方は車移動が基本で、道内はどこでも車で行ってしまうんだそう。

車で道内の「道の駅」を巡るスタンプラリーをしている方も多くいるそうです。

そんな話をきいて、私も札幌から車で知床まで行ってみようと思い立ち、昨年実際にドライブ旅を決行してみました。

1日目は札幌から網走まで移動して1泊、翌日に網走から知床まで移動して1泊、3日目に知床から札幌まで帰ってくるというプランでしたが、知床から札幌までは休憩を除いても7時間程かかり、札幌に着くころにはヘトヘトになってしまいました。

ただ走っている車の数が少ないのか、北海道が広すぎるのか、渋滞は札幌近郊以外ではほとんどなく、とても快適でした。

また、驚くほどまっすぐに伸びている道や、大平原がどこまでも広がる景色は北海道ならでは。

ゆっくり時間をかけて北海道を車で回ってみるのも良いかもしれませんね。

「〇〇管内」とは?

そんな広大な北海道には179もの市町村があるのですが、行政を円滑に進めるために9つの「総合振興局」5つの「振興局」が設置されています。もともとは「支庁」と呼ばれていたものが2010年に制度変更され、このような名称が使用されるようになったのだそうです。

【総合振興局】
空知総合振興局・後志総合振興局・胆振総合振興局・渡島総合振興局・上川総合振興局・十勝総合振興局・宗谷総合振興局・オホーツク総合振興局・釧路総合振興局

【振興局】
石狩振興局・日高振興局・檜山振興局・留萌振興局・十勝総合振興局・根室振興局

新型コロナウイルスの拡大により、連日感染者数がニュース等で報じられる中で、「渡島管内」や「石狩管内」という聞き慣れないワードを耳にする機会が多くなりましたが、「管内」というのは、この「総合振興局」・「振興局」の管轄する区域を示しています

北海道の区分分けについては他にも、「道央」・「道北」・「道南」・「道東」の4つに分ける「一般的区分」などもあります。

北海道データブック2022によると、北海道の面積は2021年4月1日時点で、83,424平方キロメートル。都道府県の中では最も広く、東京都の約40倍の面積を有しています。

そんな広い北海道の函館と札幌の2都市に住んでみて、北海道内でも文化や風習に地域差があると感じた筆者。

住んでいる間に他の地域にも足を運び、北海道の新たな一面を知ることができたらと思っています。

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