第５回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は日本時間３月８日に開幕する。それに先立ち、メジャーリーグ公式サイトではマイケル・クレア記者がWBCに出場する20チームの「最高の選手」を選出する特集記事を公開。アメリカ代表からはマイク・トラウト（エンゼルス）、ドミニカ共和国代表からはフリオ・ロドリゲス（マリナーズ）、プエルトリコ代表からはフランシスコ・リンドーア（メッツ）、ベネズエラ代表からはロナルド・アクーニャJr.（ブレーブス）、そして日本代表からは大谷翔平（エンゼルス）が選ばれた。
クレア記者は大谷について以下のように記している。
「他に誰がいるだろうか？ 日本代表には日本人選手最多記録の56本塁打を放って昨季のMVPに選ばれた村上宗隆がいるし、若い佐々木朗希がブレイクするかもしれない。しかし、大谷はダイヤモンドのうえで、おそらく幼い子供でさえも夢に見たことがないようなことをやってのける」
「28歳の大谷は時間の経過とともに、よりよい選手になっており、直近２シーズンで80本塁打を放ちながら、約300イニングを投げて防御率2.70をマークしている。この数字は、打席ではブラディミール・ゲレーロJr.やアーロン・ジャッジ、マウンドではマックス・シャーザーやフリオ・ウリアスのようなスーパースターのなかに彼を位置づけているが、彼はその両方をこなしているのだ。大谷は日本代表の初戦に二刀流で出場することが予想されており、このスーパースターの活躍次第では、日本代表の躍進が期待できる」
クレア記者が選出した各チームの「最高の選手」は以下の通り。
◆プールＡ
チャイニーズ・タイペイ：林立
キューバ：ルイス・ロバート
イタリア：ビニー・パスカンティーノ
オランダ：ザンダー・ボガーツ
パナマ：ホセ・ラモス
◆プールＢ
オーストラリア：アーロン・ホワイトフィールド
中国：羅錦駿
チェコ：マーティン・シュナイダー
日本：大谷翔平
韓国：李政厚
◆プールＣ
カナダ：フレディ・フリーマン
コロンビア：ジオ・ウルシェラ
イギリス：ハリー・フォード
メキシコ：フリオ・ウリアス
アメリカ：マイク・トラウト
◆プールＤ
ドミニカ共和国：フリオ・ロドリゲス
イスラエル：ジョク・ピーダーソン
ニカラグア：ジョナサン・ロアイシガ
プエルトリコ：フランシスコ・リンドーア
ベネズエラ：ロナルド・アクーニャJr.
