デニムや畳縁活用 産業お雛さま展 倉敷・児島 繊維産地をPR

繊維産地の素材を使った人形が並ぶ「産業お雛さま展」

 繊維産地として知られる倉敷市児島地区の企業と学校が、デニム生地や学生服、畳縁(べり)といった素材を活用した“雛(ひな)”人形を並べた「産業お雛さま展」が、同市児島味野の児島市民交流センターで開かれている。12日まで。

 児島に拠点を置く繊維関連24社と、市内の短大や高校、専門学校4校が手作りした装束を身に着けたお雛さまを飾った。詰め襟にセーラー服、ブレザーやワークウエアをまとった多彩な人形がずらり。真田紐(ひも)やデニムをあしらった今年の干支(えと)にちなんだ「ウサギ雛」など、ユニークな作品もある。

 同センターは「地元企業や繊維を学ぶ学生たちが、それぞれの素材の特徴を表現した魅力あふれる作品ばかり。児島らしさを感じて」とPRしている。

 同地区の観光スポットや公共施設に雛飾りを展示する「児島雛めぐり」(12日まで)の一環。午前9時~午後10時、入場無料。問い合わせは同センター事業担当(086―474―8560)。

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