高校生以下なら誰でも無料で髪をカットしてもらえる「子ども理美容室」が、長崎県諫早市で月に1回開かれている。趣旨に賛同した理美容師3人が交代で参加する。
市内で飲食店やエステサロンを経営するM-GROUP・21の宮崎幸子代表が、地域貢献の一環として1月スタート。2020年7月、宮崎代表が「シングルマザー子育て支援の会」の会員として子ども弁当に取り組んだことをきっかけに「子ども食堂」の理美容版として発案した。天満町のエステサロン「Mグランデ」の空きスペースでカットする。
1月末の開催日。保育園でボランティアの出張カットをしている雲仙市の理容師、荒石淳さん（51）が、「自分で良ければ役に立ちたい」と引き受けた。荒石さんは子どもたちの要望を聞きながら、手際良くはさみを動かした。姉妹3人で訪れた大村市立大村中1年の喜野美妃さん（13）はロングヘアを約15センチカット。「軽くなりすっきり。イメージチェンジは久しぶり」と笑顔。宮崎代表は「今後も長く続けていきたい」と話した。
子ども理美容室は、月1回日曜か月曜に開く。今月は受け付けを終了しており、来月は上旬に予定。予約は先着順で受け付ける。問い合わせは同サロン（電0957.47.7637）
