全て新作!多彩な表現の44点 県内書家の力作並ぶ さいたまで「埼玉書道三十人展」 12日まで

選ばれし県内書家30人の力作がそろう埼玉書道三十人展=7日午前、さいたま市浦和区の県立近代美術館

 日本書壇の第一線で活躍する埼玉県内在住の書家30人が新作を一斉に披露する「第48回埼玉書道三十人展」(埼玉新聞社など後援)が7日、さいたま市浦和区の県立近代美術館でスタートした。12日まで。入場無料。

 流派や出品者を固定しないという原則を守る、他に類を見ない展覧会で、県民や書道界にとどまらず県内外の各界から毎年注目を集めている。漢字、かな、漢字かな交じり、篆刻(てんこく)など、書体も大きさも異なる44作品が所狭しと並ぶ。出品作家によるチャリティーの色紙展も開催。恒例の作品解説会は感染症予防のため実施しない。

 出品者の一人でもある同展実行委員会の山中翠谷事務局長は、「30人それぞれの持ち味が十分に発揮されており、多様さや表現の幅の広さがある。見れば見るほど違いを感じてもらえると思う」と来場を呼びかけている。

 午前10時から午後5時半(12日は午後4時)まで。問い合わせは、同展実行委事務局(電話0480.52.7393)へ。

© 株式会社埼玉新聞社