
日産自動車は8日、インターネットの仮想空間「メタバース」に店舗を設け、車の映像を展示したり購入相談に応じたりする実証実験を始めた。6月30日まで。実店舗よりも気軽に立ち寄れる仮想店舗の運営を通して、購入層との接点を広げる狙いだ。
人気のスポーツタイプ多目的車(SUV)「エクストレイル」と、軽電気自動車(EV)「サクラ」を高精細な立体映像で紹介。来店者は車体の色などを変更したり、走行中の場面をさまざまな角度から確認したりできる。
仮想店舗にはパソコンやスマートフォンでいつでも入場できる。離れて暮らす家族や友人を連れて来店し「一緒に車選びを体験できる」(日産の担当者)という。