男性衰弱死、同居の女に懲役24年求刑

 滋賀県愛荘町で2019年、同居していた無職岡田達也さん=当時(25)=を暴行し、十分な食事を与えずに衰弱させて死亡させたとして傷害致死罪などに問われた無職小林久美子被告(57)の裁判員裁判公判が8日、大津地裁であり、検察側は「無慈悲で残酷な犯行」と懲役24年を求刑した。判決は24日。

 被告は別の同居男性3人に対する傷害罪にも問われ、地裁は先行して裁判官のみで審理し、今年1月に有罪とした。岡田さんの兄から現金を脅し取ろうとしたとする恐喝未遂罪にも問われている。検察側は部分判決の有罪分も含めて求刑した。

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