
九州電力グループのみやざきバイオマスリサイクル(宮崎県川南町)は8日、バイオマス発電所の2号機を町内に建てると発表した。県内で発生する鶏ふんの約半分に当たる年間約13万2千トンを燃料にする。総事業費は100億円規模。来年6月に建設を始め、2026年4月の運転開始を目指す。
出力は9500キロワット。想定する年間発電力量は約6千万キロワット時で、一般家庭の約2万世帯の電力を賄えるという。既にある鶏ふんを燃料に使う1号機は05年に稼働し、老朽化で発電が停止するリスクがあり、代替設備として2号機の建設を決めた。
宮崎県は肉用のブロイラーの飼育数が日本有数。