
【北京共同】ドイツ政府が自国の第5世代(5G)移動通信システムの基地局市場で、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)の製品の排除を検討していることが8日、分かった。ロイター通信が報じた。ドイツ政府の広報担当者は、基地局の供給に関する制度見直しを進めていることを認めた上で、特定企業を対象にしたものではないと説明したという。
ロイターによると、両社の5G基地局を排除しているのは欧州で英国とスウェーデンだけだという。ドイツは2021年に安全対策を強化する法案を可決したが、排除には至らず、実際には基地局でファーウェイに依存するようになっていた。