強盗致傷などの罪 初公判で被告の男が起訴内容を認める

2021年、仙台市で女性に性的暴行を加えキャッシュカードを奪った罪などに問われている男の裁判員裁判の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

住所不定無職の宍戸義輝被告(43)は2021年11月30日、宮城野区のアパートで住人の20代女性に性的暴行を加えて、キャッシュカードを盗みけがをさせたとして、強盗致傷や強制性交などの罪に問われています。

7日の初公判で宍戸被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、量刑が争点となりました。

検察側は冒頭陳述で「宍戸被告は不動産会社を装って侵入し、女性に刃物を向け『子どもの命が大事でしょ』などと脅して暴行した」など犯行は悪質と指摘しました。

弁護側は「除染作業の仕事でいじめを受け、会社の寮を抜け出して路上生活をしていた。妻とも別れ自暴自棄になっていた」と犯行までの経緯を説明。「反省し、被害者と一部示談が成立している」と情状酌量を求めました。

判決は14日に言い渡されます。

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